ハワイアンガールズバンド 21stC FLOWER SISTERS
『 21stC FLOWER SISTERS initial 』
〜南の島の風にのせて〜
まだテレビもない頃、戦後間もない日本に、優しい風を届けたガールズバンド、「FLOWER SISTERS」が、
今、よみがえります。




< 制作・発売 アップルプロダクション>
CD価格¥2,520(税込み)
Tax in ¥2.520
CD番号No.ah-4
Netご購入はこちらから
<スタッフ>
サウンド・プロデュース ・・・・Lani
録音エンジニアリング・・・・・・大里敏也(musichouse MOZ)
アディショナル・サウンド・・・・山田義典(ギター)、
浦本和宏(ウクレレ)、
根岸和寿(ウッド・ベース)、池田ともぞう(エレキ・ベース)
コーラス指導・・・・・・・・・・浦本和宏
ジャケット・デザイン・・・・・・新井 真理
カメラ・・・・・・・・・・・・・杉本 七恵
BIG MAHALO・・・・・・・・・横江 美代子
曲解説(全9曲)
1.きっと            
作詞・作曲 Lena  編曲 Lani

この曲は、Lenaが病気で入院した時、手術の日を待つ間に書いた。不安な気持ちと、自分を励ます気丈さ、歌のとおり手術は成功。同じように不安を持つ人を励ませたら・・・・ハープの弦が紡ぐ心模様・・・アイランド・サウンドの新表現方法をハープという楽器に求めたFlower Sistersのオリジナリティーを示す作品。

****♪試聴♪****

2.バスルーム              
作詞 和波幸久  作曲 furani  

作曲furaniの得意な曲調と、Lenaの表現力を重ね合わせて生まれたこの曲は、多くの女性の共感を呼ぶ。Flower Sisters 1stアルバムのための書き下ろし。
女にとって、心も体も裸の付き合いが出来る相手が、この白い空間。
****♪試聴♪****
3.葉山の唄 
作詞 和波幸久  作曲 中島恵吾  編曲 Lani

ネオ・ミュージカル「銀座5丁目のハワイアン・葉山編」で、この曲を作曲した中島恵吾とLenaがデュエットした曲を、
Flower Sisters用に女性版に一部を書き直した。
逗子海岸の南端、渚橋から森戸神社に至る海岸通りを是非ゆっくりとこの唄を聴きながら歩いていって欲しい。
4〜50年前を知る人にも、知らない人にも・・。
全編をリードするハープと、後半から入るアコースティック・ギターの二つの弦楽器のアンサンブルが朴とつな時代感に加え、
葉山という町のノーブルなイメージを表現する。
****♪試聴♪****
4.カバー・砂に消えた涙  
作詞 A.Teata  作曲 P.Soffici  訳詞 漣健児  編曲 Lani

60年代のPOPSから1曲カバーを,、と選んだのがこの曲。
イタリー生まれの失恋歌のメロディーの明るさを現代の若者に届けたい。
失恋も人生の素晴らしい経験・・というメッセージをこめて。
5.飴色のウクレレ(銀座5丁目のハワイアン・テーマソング)
  
作詞 和波幸久  作曲 中島恵吾  編曲 Lani

ネオ・ミュージカル「銀座5丁目のハワイアン」のテーマであるデュエット曲の「銀座の街」の情景描写の部分をカットして、
都会に働く人々に、南の島の風の香りを運ぶ「ウクレレのメロディー」をクローズアップして、シンプルな曲でCDに収録した。
このアルバムのサブタイトルも「南の島の風にのせて」と。アルト・サキソフォンが更に南の島の郷愁を誘い、通常のハワイアン・バンドでは表現しない領域に。

****♪試聴♪****
6.メドレー・青い眼の人形〜赤い靴   
作詞 野口雨晴   作曲 本居永世  編曲 Lani

社会問題をテーマに現代社会へのメッセージ・ソングとして、何を歌おうかと考えて、
この大正時代の不思議ソング2曲のメドレーとなりました。たまたま、私たちのメンバーが横浜湾クルーズの船内でのお仕事もしています。
「銀座5丁目のハワイアン」と同じく、ヒイお爺ちゃんの時代を想い起こすというテーマとも重なりました。
何を感じてくださるかは、皆様にお任せしたいと思います・・・。
7.カバー・ふたりの愛ランド
作詞・作曲 チャゲ  編曲 Lani

7〜80年代のJ-POPは現代よりも海、夏に関わる曲がはるかに多い。
現代の若者よ、もっと太陽を浴びよう、海に行こう。自然の中で、はじける恋をしよう。
8.ルビー                    
作詞 和波幸久  作曲 furani 

雨の休日、波も無く家で過ごす彼が、ルビーの散歩を口実に私を海岸に誘い出す。ルビーもこんな日に海岸に来るのは珍しく、
二人が何か海に探し物に来たのかと自分も何かを探そうと・・・。二人の愛犬は黒いラブ、眼の輝きはルビーの光。
サーファーの彼と海辺の家に過ごす幸せの日々に一抹の不安がよぎるのは、何故? 
ピアノの音色にギターとハープの二つの弦の音がからんで表現する雨の海岸の情景は、主人公の叙情を誘う。
新しいミュージカルを予感させるストーリー・ソング。
9.愛されて
作詞・作曲 Lena

長年、ブライダルの席で歌ってきたLenaが、新郎にウクレレを持たせ最後に一緒に歌うために作曲した、最もやさしいコードで弾けるウクレレ・ウェディング・ソング。アルバムでも最後の1曲に。
昭和20年と平成20年にチェーンの両端が、かけ結ばれました。
敗戦そしてアメリカ占領下、だれもの心傷付き、茫然自失だった、そのころの日
本で、ウクレレ片手に、ふわりと南国風のスカートをゆらして、キラキラと登場
した女性ばかりの編成のバンドがありました。

それが「フラワーシスターズ」。

結成したのは、横江美代子。

彼女は戦前からハワイアン音楽の先人たちの一人として、ハワイアンやジャズな
どの第一人者たちと活動、戦争中は中国など、戦地慰問にも出向いています。

「フラワーシスターズ」のメンバーは音大出身を含む、いわゆる良家のお嬢さんたち、

音楽的にも基礎があり、女性ばかりのバンドというのも珍しく、あっという間に
日本の軽音楽会のホープに。
日劇を始め全国の舞台へ、純白のドレスに花の髪飾り、ギターやピアノを交えて
の、目にも耳にも華やかな女性集団でした。
演奏内容は、ハワイアンに限定せず、ギターとピアノを中心としたポピュラー音楽。

アイドル的人気ボーカルの、久留島みどりのお得意は、「センチメンタルジャー
ニー」や「アゲイン」などのアメリカのジャズソングだったし、
カントリーブームが来れば、たちまちカウガールに変身!といった、
きわめて自由な編成でした。

自由に音楽を楽しむ、

それすらできなかった戦時中からうって変わって、人々が自由であることへの戸
惑いすら感じていた時代にフラワーシスターズは生まれ、人々の心に火を灯し、
戦後復興に勇気を与えたのです。

時代は移り、世紀をまたぎ、昭和と同じ長さの63年間という時を経た平成20年
ハワイアンに限らず、日本人の肌で、日本人のリズムで感じ取った、南の風を感じられるサウンド。
楽器も、旧フラワーシスターズ同様、ウクレレ、ギター、ピアノ、そこにアルト・サックス、そして特筆すべきは、
優雅で幅広い音色を奏でるグランド・ハープも参加。ハワイアン・バンドでは表現しきれない音の領域に踏み込んでいます。


ボーカル“Lena”のオリジナル曲Fulani作曲のオリジナル曲など、新発表の6曲を中心に
60年代昭和の歌謡曲「砂に消えた涙」や、80年代のヒット曲「ふたりの愛ランド」、大正の「赤い靴」「青い眼の人形」などの
なつかしい唱歌のカバーも加えました。夏や海を感じさせる選曲で、日本人の琴線にふれるなつかしいメロディーを、やさしく軽やかに
アレンジしています。

とかく、薄まりがちな日本人のアイデンティティーを、古き良き時代と、もう一度チェーンの両端をかけ結ぶ、ことで思い起こし、
Flower Sistersとして何かを伝えて行きたい・・・

ふだん、都会の喧騒に包み込まれ、時間に追われる生活の中、風の音や、自然に癒される心地よさを忘れていても、この歌を聴いただけで、
ゆっくりと、海岸を歩いている気分になれるような…
南の風に吹かれている気分を思い出せるような…
そんな思いを込めて、このアルバムは作られています。

▲ページトップ


Copyright(C) 2006 ALOHA STYLE MART. All rights reserved